森田童子 夜想忌

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Profile

【監督・脚本】 高橋伴明

1949年奈良県生まれ。1972年に『婦女暴行脱走犯』で監督デビュー。以後、若松プロに参加、50本以上のピンク映画を監督。

1982年に『TATTOO〈刺青〉あり』でヨコハマ映画祭監督賞を受賞。1994年には『愛の新世界』でおおさか映画祭監督賞受賞。

ほかの監督作品には2001年『光の雨』、2004年『火火』、2010年『BOX 袴田事件 命』、2015年『赤い玉、』などがあり、2020年夏には新作『痛くない死に方』が公開予定。

名作と評判になった『少女を襲う!』(1979年)で森田童子の楽曲を使用した際のエピソードを追悼の辞の中で語っており、ほかにも森田童子楽曲を印象的に採用した作品が複数ある。

2019年4月20日の『夜想忌2』にはトークゲストとしてご出演いただいた。

【原作】 朱川湊人

1963年大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2002年『フクロウ男』でオール讀物推理小説新人賞、2003年『白い部屋で月の歌を』で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞する。

2005年『花まんま』で第133回直木賞を受賞。

ほかの著書に『都市伝説セピア』『かたみ歌』『わくらば日記』『満月ケチャップライス』『サクラ秘密基地』『無限のビィ』『アンドロメダの猫』などがある。

また、特撮・アニメ好きであることがきっかけで、2006年にTBS系列で放送された『ウルトラマンメビウス』の第32話「怪獣使いの遺産」ほか2本の脚本を手がけている。

2019年4月20日の『夜想忌2』ではお客様として客席にお越しいただいている。

【出演】 佐伯日菜子

1977年奈良県生まれ。1994年『毎日が夏休み』(金子修介監督)のヒロインとして17歳でデビュー。同作で日本アカデミー賞新人賞、山路ふみ子映画賞新人女優賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、おおさか映画祭新人賞を受賞。

1995年、大江健三郎原作・伊丹十三監督の『静かな生活』では、障害を持つ兄を支える妹・マーちゃん役を、1998年の『らせん』(飯田譲治監督)では貞子役を演じるなど、確かな演技力で幅広く活躍。

主な出演作は、2001年『ギプス』(塩田明彦監督)、2009年『アサルトガールズ』(押井守監督)、2019年『僕はイエス様が嫌い』(奥山大史監督)、『イソップの思うツボ』(上田慎一郎監督他)などがある。

2019年4月20日の『夜想忌2』ではお客様として客席にお越しいただいている。

【出演】 宇乃徹

1985年東京都生まれ。2006年11月、ブレイクダンスの競技大会「FREESTYLE SESSION JAPAN」において、break部門best8に進出。

2010年から2015年まで地方の劇団に在団し、2016年に株式会社ブロウアップに所属。

2017年に有吉佐和子原作の舞台『仮縫』(明治座)に出演し、ほかにも谷崎潤一郎原作『細雪』など有名作品に多数出演。映像では『浅見光彦シリーズ』など、舞台だけでなくテレビドラマや映画でも活躍中。

さらに代表作では、2018年8月~9月、大きな話題を呼んだ尾田栄一郎原作による2.5次元舞台『ワンピース音宴~イーストブルー編』にミホーク、ヒグマ役で出演。

2019年9月~10月には、磯野家の10年後を描いた舞台『サザエさん』において、中島くんを演じている。

【出演】 笠原珠里杏

2004年埼玉県生まれ。2015年10月、10歳当時に、サンリオピューロランドにおいて開催されたモデルオーディション『第2回KiRA KIRA KIDSオーディション』において審査員特別賞を受賞。

その後、スペースクラフトジュニアに所属。

以来、CFや広告スチールなどのモデルとして幅広く活躍。

また、大阪チャンネル『君にも出来る漫才』にも出演している。

今作が映画初出演となり、今後が期待される。

【特別出演】 高橋惠子

1955年北海道生まれ。旧名は関根恵子。1970年、15歳の時に『高校生ブルース』(帯盛迪彦監督)で映画主演デビュー。同年『おさな妻』(臼坂礼次郎監督)でゴールデンアロー賞新人賞受賞。

日本テレビ系ドラマ『太陽にほえろ!』では、七曲署の女性警官シンコ役で1972年から1974年までレギュラー出演。

1982年に映画『TATTOO〈刺青〉あり』の出演がきっかけで、高橋伴明監督と結婚。

主な出演作は、1973年『朝やけの詩』(熊井啓監督)、1989年『花物語』(堀川弘通監督)、2007年『ふみ子の海』(近藤明男監督)、2012年『カミハテ商店』(山本達也監督)、2015年『赤い玉、』(高橋伴明監督)、2018年『四月の永い夢』(中川龍太郎監督)などがある。

舞台・映画・テレビと多忙をきわめる中、映画『夜想忌』への出演を特別に決めてくださいました。

上映情報
Screen Information

2020年4月25日(土)の上映が延期となり、大変長らくお待たせをしておりましたが、配信版〈夜想忌3〉としての振替開催が決定いたしました。
そのプログラム内で、動画配信での上映となります。

2020年11月21日(土)15:00 ツイキャスによる配信 


Special thanks

この映画化プロジェクトも追悼イベントと同様、様々な方のご協力を得ながら主催者個人が進めています。短編映画ではありますが製作には多額の資金が必要であり、作品をより良いものにしたいという思いから、当サイトにおいて支援金のサポートをお願いしておりました。

お応えくださった森田童子ファン、企画にご賛同いただいた皆さまは、2020年1月6日~3月6日までの募集期間で83名。

時代を超えて支持されるアーティストだけに、回顧や想い出にとどまらない“現在の森田童子の姿”を出現させたい。そのために新しい文化を作り出したいという願いが、皆さまのご支援により一つの形となりました。深く、厚く、御礼を申し上げる次第です。

既に個別にもお知らせしておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、ご支援に対するリターンにも遅延が生じている状況です。完了まで今しばらくお待ちくださいますよう、重ねてお願いを申し上げます。

製作日記
Production notes

07 撮影二日目

2020年2月24日(月)

この日は少し遠出をしてのロケ。

空はよく晴れ渡っています。

どなたの徳のおかげなのか、この撮影はとにかく好天に恵まれました。

始まる前は「2月ってたまに信じられないくらい大雪が降るんだよなあ」とか「大雨にでもなったら撮影ができなくて映画が完成しないかも」とか、とにかくいろんな心配をしましたが、すべて杞憂に終わってホッとしました。

というのも、時間=金だからです。まさに時は金なり、Time is moneyなのです。それでなくとも予算が厳しい。多くの方からご支援金をいただいても、です。だから私は(天気予報士の)石原良純にまで祈ってしまうのです。

ロケ地から望む見事な晴天と富士山

さてさて、撮影二日目の第一現場は遠くに富士山を望む、眺望としては素晴らしい場所。この映画の象徴的な重要シーンです。

この『夜想忌』が映画デビューとなる宇乃徹さんと、こちらも映画初出演の笠原珠里杏さんの出演シーン。

おふたり、特に出ずっぱりの宇乃徹さんは晴れ渡った空に負けないくらい爽やかな風情の俳優さんですが、ここではどうでしょうか。

笠原珠里杏さんも緊張感を湛えながらも素敵な笑顔で撮影に望んでくれました。

第二現場は場所を移動して海へ。

この撮影で一番の難所と考えていたシーンです。

その前にみんなで昼飯。ここで面白くも恐ろしいことがおきました。

海岸を目の前にしてみんなでロケ弁を食べたのですが、食べ始めるといつの間にか空に不気味な影が。

トンビです。

一羽、二羽、三羽……そう、空から我々の弁当を狙っているのです。

そんなこととは露知らず、唐揚弁当を手に持って食べていたチーフ助監督が餌食になりました。

トンビが電光石火の早業で助監督の手にした弁当に急降下!

ものの見事に唐揚を1個掠奪されました。

その速さと正確さといったらもう。黒沢明の映画で三船敏郎が抜き身を一閃させたかのようでした(どうもたとえが古い)。

それがあってからはみんな空を見上げながらモグモグ。

ちょっと面白かったですよ。

それと、ロケ弁には伴明組にはおなじみとなっているらしい、とてもおいしい塩辛が用意され、制作進行チーフ特製のアジアンスープもその場で寸胴で温められて提供されました。それがまたうまいのなんの!

空は晴れ渡っているとはいえ、2月の海です。風もそれなりにあって体気温が上がらないなか、温かなアジアンスープ。パクチーまでちゃんと用意されています。あれはありがたかったなあ。

スープに限らず、その制作チーフはとても細やかな気遣いをさりげなくする方で、ロケハン含めてこの撮影期間中、私は至るところで感心しきりでした。

それと、今回の伴明組には若い女性スタッフがふたりいました。タッキーと虹空(にあ)ちゃん。タッキーはまだ大学生で、虹空ちゃんはそれよりもさらに若い!

現場では性別年齢関係なく、やることをやらなければ厳しい叱咤の声が飛びます。そんな中でも彼女たちふたりはとてもよくがんばっていました。

特にタッキーはハキハキとした受け答えとキビキビした動きで、私の目にはとても新鮮に映りました。私の周りにはあまりいないタイプの若い女性です。

その女性ふたりが現場の明るくなごやかな空気を作っているかのようでした。

さて、みんながロケ弁を食べ終えて撮影の再開です。

現金なもので、空を見上げるともうトンビの姿は消えています。

春というにはまだ早い海がキラキラと太陽の光を乱反射してとてもきれい。

ですが、撮影は割りと過酷なものとなりました。

2月の海で青い台本を見る助監督の野本さん

映画の世界では当たり前なのかもしれませんが、ここでは助監督の野本さんが獅子奮迅の活躍。本当に頭が下がります。

(これ以上は詳しく書けませんが、どうぞ本編をお楽しみに)

この日は全部で8シーンを撮影して終了です。

▶一つ前の製作日記

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